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ワイルドストロベリーの育て方|栽培キットやゴキブリの忌避効果についても

ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリー(別名:エゾヘビイチゴ(蝦夷蛇苺))は、小さくて可愛らしいイチゴの一種です。

この果物は甘酸っぱい味と芳香が特徴で、ジャムやケーキなどの料理にも使えますが、スーパーや市場ではなかなか手に入らないことから、自宅で育ててみたいという方は多いようです。

また、ワイルドストロベリーにはゴキブリを寄せ付けない効果もあるという説もあり、虫除けの面からも注目されることがあります。

ワイルドストロベリーの育て方は意外と簡単で、苗を購入して庭や鉢植えなどで栽培するほか種から育てることも簡単ですが、栽培キットを使えば初心者でも気軽に始められるので、栽培方法をお探しの方は参考にしてみてくださいね。



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目次

ワイルドストロベリー栽培キットでの育て方

ワイルドストロベリーの栽培キットで作った実

ワイルドストロベリー栽培キットは、種や培養土、鉢などがセットになっているので、簡単に栽培を始められる便利な商品です。

楽天市場やAmazonなどの通販サイトで様々な種類のものが販売されています。

栽培キットでの育て方は、基本的には以下のような手順になります。

  1. 栽培キットの容器に培養土を入れて平らにする。
  2. 種を均等にまいて、軽く土で覆う。
  3. 水をたっぷりと与えて、日当たりの良い場所に置く。
  4. 水やりは土が乾いたら行い、適度な湿度を保つ。
  5. 約2週間で発芽し、本葉が出たら肥料を与える。
  6. 株間が狭くなったら間引きをして大きめの鉢に植え替える。

栽培キットでの育て方は以上です。栽培に必要なものが揃っているので簡単に始められる点が便利ですね。

ワイルドストロベリーは栽培しやすいので初心者には最適な植物です。

eggling(エッグリング)のワイルドストロベリーの育て方

ワイルドストロベリーの発芽条件と種まき時期・方法

ワイルドストロベリーの栽培カレンダー

ワイルドストロベリーの発芽適温は18~25度です。この温度帯を保つことが発芽のコツです。また、発芽までに1ヶ月程度かかることもありますので、根気よく待ちましょう。

ワイルドストロベリーの種まき時期は、春まき(3~5月)か秋まき(9~11月)が適しています。この時期なら発芽適温を保ちやすく、生育も旺盛になります。

ワイルドストロベリーの種まき方法は、以下のような手順になります。

  1. 種まき用の土を入れたポットに水をたっぷりと与えて土をふやかす。
  2. 土の上に種を均等にまく(土で覆わない)
  3. ポリ袋などで覆って乾燥を防ぐ。(光が通る素材で覆う)
  4. 日当たりの良い場所に置く。
  5. 水やりは土が乾いたら行い、適度な湿度を保つ。
  6. 種から約2週間で発芽し、本葉が出たら肥料を与る。
  7. 株間が狭くなったら間引きをして、大きめの鉢に植え替える。

種まき方法は以上です。発芽には光が必要なので種は土に埋めたり覆ったりせず、表面に密着させるようにする点には注意が必要です。

間引きした苗は別の場所に植えられる

間引きとは、種まきした苗が密集して生育している場合に、一部の苗を抜いて株間を広げることです。これにより、残した苗に十分な栄養や光が行き渡り、健康に育ちます。

間引きした苗は、捨てずに別の場所に植えることができます。

ただし、植え替える際には本葉が2~3枚になった頃に行うようにします。この時期なら、根が十分に発達していて移植のショックが少ないためです。

抜く際は、根を傷つけないよう根元からやさしく引っ張って抜くようにしましょう。

ワイルドストロベリー栽培に適した環境づくり

ワイルドストロベリーは日当たりと風通しの良い、涼しい場所で育てます。半日蔭でも育ちますが花付きが悪くなる傾向にあります。

日当たりの悪い場所では花付きが悪くなってしまいます。

用土づくりや水・肥料の与え方のポイントは次のとおりです。

用土づくり

庭植えの場合は、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い環境を整えておきます。さらに元肥として少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでください。

酸性土では生育がよくないので、必要に応じて石灰などをまいておきます。

鉢植えの場合は、市販の培養土を使うか、赤玉土 (小粒)7・腐葉土3などの配合土に少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

水やり

ワイルドストロベリーは乾燥を嫌う性質がありますが、水を与えすぎても根腐れを起こしてしまうので、水やりは土が乾いてから与えるようにしましょう。

乾燥している期間が長いと葉が枯れてしまうため、表面が乾いていたらくらいたっぷりと与えましょう。鉢植えの場合は鉢底から水が出るくらい与えるようにします。

水やりは花や実にかからないように、じょうろなどで株元にそっと与えるのがポイントです。

肥料の与え方

地植えの場合、肥料はほとんど必要ありませんが、鉢植えの場合は、春か秋に様子を見ながら月に1回、ゆっくり効くタイプの化成肥料を与えるか、2週間に1回程度、液体肥料を与えます。

肥料を与えすぎると葉が大きく茂るため注意が必要です。窒素分が多いと実がつきにくくなることがあるため、カリ・リンの割合が高い肥料を選ぶようにしましょう。

ワイルドストロベリーの地植えの時期と方法

ワイルドストロベリーの地植えの時期は、春(3~5月)秋(10~11月)が適しています。この時期なら気温が適度で、根付きやすく生育も旺盛になります。

ワイルドストロベリーの地植えの方法は、以下の手順で行うと良いでしょう。

  1. 日当たりが良くて風通しの良い場所を選ぶ。
  2. 酸性の土壌では育たないので、必要に応じて石灰などをまく。
  3. 土を耕してふかふかにする。
  4. 用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで、水はけの良い環境を整える。
  5. 元肥として少量の緩効性化成肥料を混ぜ込む。
  6. 株元が埋まらないように浅く植え付ける。
  7. 株間は30cmほど空けて苗を植え付ける。
  8. 根づくまでは乾燥させないように水やりをする。

果実が土に直接触れるような状態では腐敗しやすくなったり、病気が発生しやすくなります。気になるようであれば、ビニールや藁などを敷いて土が付かないように対策を施します。

ワイルドストロベリーを鉢植え・プランターで育てる方法

ワイルドストロベリーは、鉢植えやプランターでも育てることができます。

基本的には前述した地植えの方法とさほど変わりませんが、鉢植えやプランターで育てる場合の注意点を以下に挙げます。

  • 用土は赤玉土を多めにして腐葉土と混ぜると良い。
  • 底に砂利や鹿沼土などを敷いて、排水を良くする。
  • 株間は30cmほど空けて植え付ける。
  • 毎年春か秋に根をほぐして新しい用土で植え直す。
  • 水分の蒸発が早く乾燥しやすいので水やりのタイミングに留意する。
  • 栄養分が不足しやすいので適切に栄養を与える。

ワイルドベリーは根がからまりやすいので、鉢やプランターで栽培する際は特に注意が必要です。

ワイルドストロベリー栽培に適した鉢・プランターのサイズ

ワイルドストロベリーは根を広く伸ばしていくので、栽培に際しては鉢やプランターのサイズに注意が必要です。

小さい鉢やプランターだと根詰まりを起こしてしまうため、一般的には直径15~20cm程度、深さは10cm以上のものが適しています。

陶器などの水はけのよい素材を選ぶのが良いですが、プラスチック製でも充分に育ちます。

ワイルドストロベリーの植え替え時期と方法

ワイルドストロベリーの植え替え時期は、春(3~5月)か秋(9~11月)が適しています。この時期なら、気温が適度で根付きやすく、生育も旺盛になります。

ワイルドストロベリーの植え替え時の注意点を以下に挙げます。

  • 根を傷めないように苗を取り出す。
  • 根が張り付いている場合は、鉢やプランターを軽く叩いてほぐす。
  • 新しい用土を用意して植え付ける。

ワイルドストロベリーは経年と共に株が老化して花が咲きにくくなるため、定期的に植え替えて株を若返らせましょう。

ワイルドストロベリーの花が咲く時期と香り・花言葉

ワイルドストロベリーの花

ワイルドストロベリーの花が咲く時期は栽培する地域によっても異なりますが、3月~7月頃と9月~10月頃です。

約2cmほどの大きさの白い花が咲き、5枚の花弁と黄色い雄しべが特徴です。

ワイルドストロベリーの花は、果実に比べてあまり香りません。しかし、果実はフルーティな香りが強く、食べると甘酸っぱい味がします。果実は赤色のものが多いですが、白色や淡黄色のものもあります。

ワイルドストロベリーの花言葉は、「尊重と愛情」「幸福な家庭」「無邪気」などがあります。尊重と愛情という花言葉は、キリスト教では聖ヨハネと聖母マリアにイチゴが捧げられ、二人のシンボルであることが由来だとされています。

幸福な家庭という花言葉は、親株から多くの子づるを伸ばして果実を付け、まるで家族が作られるようであることから名付けられました。無邪気という花言葉は、小さくて可愛らしい果実にちなんでいます。

ワイルドストロベリーの室内での育て方

ワイルドストロベリーは暑さにも寒さにも強い植物ですが、室内で育てる場合は日当たりと風通しに注意する必要があります。

日当たりが良いと花や実つきがよくなりますが、半日程度太陽光が当たれば栽培可能です。ただし真夏の直射日光ではバテることもあるため、あまりに高温になる場合は半日ほど影で風通しの良い場所へ移しましょう。

また、高温多湿にも弱いので窓を開けてこまめに換気するようにします。

水耕栽培での育て方

ワイルドストロベリーは水耕栽培で育てることができますが、受粉や甘味に注意する必要があります。また、日当たりや換気、水替えも重要です。

まず、水耕栽培でワイルドストロベリーを育てるには、種や苗を用意します。種の場合は、水に浸したスポンジやオアシスなどにバラまいて発芽させます。苗の場合は、根を洗って土を落とし、水耕栽培用の容器に入れます。

容器には、水と液体肥料を混ぜた液体培地を入れます。液体培地の量は、根が浸かる程度にします。

次に、水耕栽培でワイルドストロベリーを育てる場合は、受粉するという作業が必要です。ワイルドストロベリーは自家受粉する植物ですが、室内では風や虫などの媒介がないため、自力で受粉することができない場合もあります。

その場合は、自分で花粉を付ける作業を行うことになります。花粉を付ける方法は、綿棒や筆などで花の中心部から花びらの付け根まで軽くこすって移すか、花同士を軽く触れさせるかです。受粉が成功すると、花がしおれて実が膨らんできます。

また、水耕栽培でワイルドストロベリーを育てる場合は、甘味にも注意する必要があります。水耕栽培でワイルドストロベリーを育てると、最初のうちはあまり甘くないか酸っぱい実ができることがあります。これは、甘くなるための生育が足りていないことによります。

甘くなるためには、日当たりや温度が十分であることや、液体培地の濃度やpHが適切であることが必要です。日当たりや温度は、窓際など明るく暖かい場所に置くことで確保します。液体培地の濃度やpHは、定期的に測定して調整します。

一般的には濃度は500ppm程度、pHは5.5~6.5程度が適しています。また、実が大きくなってもすぐに収穫せずに、しばらく残しておくことで甘味が増すこともあります。

さらに、水耕栽培でワイルドストロベリーを育てる場合は換気や水替えも重要です。換気は高温多湿に弱いワイルドストロベリーをカビや病気から守るために必要でなので、窓を開けてこまめに換気しましょう。

水替えは液体培地の劣化や汚染を防ぐために必要なので、1週間に1回程度、液体培地を全量交換しましょう。

 

なお、ハーブの水耕栽培の方法はこちらのページにまとめているので参考にしてみてくださいね。

ワイルドストロベリーを剪定・切り戻しする方法と目的・時期

ワイルドストロベリーはバラ科の常緑多年草で、暑さ寒さに強く育てやすい植物です。しかし、放っておくとランナーと呼ばれる茎のようなものが伸びてどんどん増えてしまいます。

また、枯れた葉や花茎が病気の原因になることもあるため、定期的に剪定・切り戻しを行うことが必要です。

剪定・切り戻しの目的は、以下のようなものがあります。

  • ランナーの制御:ランナーが増えすぎると栄養が分散されて花や実つきが悪くなるため
  • 株の若返り:切り戻しをすると新しい葉が出て株が活性化するため
  • 病気の予防:枯れた葉や花茎はカビや虫などの病気の元になるため

剪定・切り戻しの時期と具体的な方法は、以下のようになります。

時期 具体的な方法
剪定 春から夏にかけて、花や実が終わったら随時行う。 ランナーは必要な数だけ残して、あとは根元からハサミで切り落とす。枯れた葉や花茎は見つけ次第取り除く。
切り戻し 秋から冬にかけて、一度だけ行う。 植物全体を半分程度まで一気にハサミで切る。

ワイルドストロベリーの夏越しの注意点

ワイルドストロベリーは暑さ寒さに強く、特別な夏越しの対策をしなくても育つ丈夫なハーブです。

しかし、真夏の日差しは葉焼けのほか、実付きが悪くなったり葉が落ちたりする原因になるので、風通しの良いところに植えたり株元敷きワラを施すか遮光をすると良いでしょう。

夏越しの注意点を以下にまとめました。

日当たり 日当たりがよい方が花や実つきがよくなりますが、半日くらい日が当たるスペースなら栽培可能です。葉焼けの症状がみられる場合は、鉢植えのワイルドストロベリーは夏のみ鉢の置き場所を変えるなどの工夫をしましょう。
水やり 鉢植えのワイルドストロベリーは、「乾いたらたっぷりと」を目安に水やりをしましょう。ワイルドストロベリーの実は水に濡れると腐りやすいので、なるべく実に水がかからないように注意して水やりをします。地植えのワイルドストロベリーは、根付いてからの水やりは必要ありませんが、高温で日差しが強い日が続いたら、水やりが必要な場合もあります。

ワイルドストロベリーの耐寒性と冬越しの方法

ワイルドストロベリーは耐寒性が強い植物で、特別な冬越し対策をしなくても育ちます。しかし、鉢植えの場合は霜や凍結によって根が傷む可能性があるため注意が必要です。気温が氷点下になるような日は、鉢を屋内や温室に移動させるか、麻布やビニールなどで覆って保温しましょう。

地植えの場合は、根が深く張っているので霜や凍結の影響は少ないです。

また、晩秋から冬にかけては葉が赤く色づくことがありますが、これは寒さに反応したもので春になると自然に緑色に戻るので心配いりません。春が近くなり気温が緩みだすと自然に緑色の葉色になります。

ワイルドストロベリーの増やし方

ワイルドストロベリーは種まき以外にも、

  • ランナーの利用で増やす方法
  • 株分けによって増やす方法

上記2つの方法があります。それぞれの方法について詳しく説明します。

ランナーの利用で増やす方法と時期

ワイルドストロベリーは開花期にはランナーと呼ばれる赤いツルを伸ばします。

ランナーから出た新しい葉っぱの下の部分が地面につくとそこから根っこが出て新しい株になるので、このランナーを使うことで株を増やすことができます。

土を入れたポット苗に根が出る部分のランナーを置いておくと、しばらくすると根付きます。確実に根付いたのが確認できたらハサミで親株から切り離します。

株分けで増やす方法と時期

ワイルドストロベリーは株分けで増やせますが、3~4月か9~10月が適期です。

鉢植えのワイルドストロベリーは1~2年に一回、一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けの作業が必須なので、株を増やすことも兼ねて作業するのも良いでしょう。

また、長く栽培すると株が老化して実付きが悪くなるので、たくさん収穫したい時は1年おきに株分けをして株を更新して若返りを図ると良いでしょう。

【トラブル予防】ワイルドストロベリーのすごい繁殖力と増えすぎを防ぐ方法

ワイルドストロベリーは生命力が強く、種まきやランナーの利用でどんどん増えていきます。そのため、放っておくと庭やプランターを占領してしまったり隣家の敷地まで繁殖してしまうこともあります。

トラブルを防ぐためにも、増えすぎないようにコントロールするために以下のような手入れが必要です。

こまめに実を収穫する ワイルドストロベリーの実は食用にも観賞用にも使えます。実を収穫することで、種が落ちて発芽するのを防ぐことができます。実はドライフラワーや香り袋にして楽しむこともできます。
ランナーを切る ワイルドストロベリーはランナーという細長い茎で子株をつけて繁殖します。ランナーが広がりすぎると他の植物の成長を妨げたり、見た目が乱れたりすることがあるので、ランナーは定期的に剪定して必要な分だけ残すようにしましょう。

ワイルドストロベリーの実は食べられる?

ワイルドストロベリーの実

ワイルドストロベリーはいちごの一種で、食べられます。ワイルドストロベリーの実は小粒で酸味が強いですが、香りがとても良く甘酸っぱい味わいが楽しめます。

熟しても白い実の品種もありますが、より甘みが強く食べやすいです。

ワイルドストロベリーの実はそのまま食べる以外にも、練乳やチョコレートをかけたりすると美味しいですし、ケーキやパフェの飾りにしたり、ジャムやシロップにしたりすることもできます。

さらに、ドリンクに浮かべたり、リキュールやワインなどの風味付けに使うこともできます。

ワイルドストロベリーの実は栄養価も高く、ビタミンB、ビタミンC、鉄分、カルシウム、リンなどが豊富に含まれています。そのため、血流をよくしたり、炎症を抑えたり、胃腸の調子を整えたりする効果が期待できます。

ワイルドストロベリーの葉の収穫時期と毒について

ワイルドストロベリーの葉と花

ワイルドストロベリーの葉は食用として利用できますが、生食は避ける必要があります。

ワイルドストロベリーの葉には毒性成分が含まれており、生食すると嘔吐や下痢などの消化器系の症状を引き起こす可能性があります。そのため、葉を食べる場合は、乾燥や加熱などの処理をしてから、料理やハーブティーなどに使うようにします。

ワイルドストロベリーの葉の収穫時期は、5月~7月が最適です。この時期は葉が新鮮で香りも良く、栄養価も高いです。収穫する際は、株から10cm程度離れた茎の部分を切り取ります。

茎にも香りがあるので一緒に利用できます。収穫した葉は水洗いして水気を切り、日陰で乾燥させます。乾燥させた葉は密閉容器に入れて冷暗所で保存します。

ワイルドストロベリーはゴキブリ対策に使えるのか

ゴキブリ対策に置いたワイルドストロベリーの鉢植え

ワイルドストロベリーはゴキブリ対策にも役立つという話が聞かれますが、断言するのは難しいです。

一説によると、ワイルドストロベリーの葉に含まれるフラゴニンという成分はゴキブリが嫌う香りを持つ天然の忌避剤の役割を果たしたり、葉を好んで寄ってくるテントウムシがゴキブリの卵も食べるからとも言われています。

真偽のほどは定かではありませんが、可能性の一つとして考えておく分には問題ないでしょう。

ワイルドストロベリーにつきやすい害虫と対策

ワイルドストロベリーは病害虫には強い植物ですが、完全に免疫があるわけではありません。 ワイルドストロベリーにつきやすい害虫とその対策について、以下に紹介します。

アブラムシ 葉や茎にびっしりと群がっている小さな虫がアブラムシです。 アブラムシは植物の汁を吸って栄養を奪い、成長を阻害したりウイルス病を媒介したりします。 アブラムシの対策としては、水や石鹸水で洗い流す、テントウムシやアリなどの天敵を引き寄せる、ニームオイルなどの忌避剤を散布するなどがあります。
ハダニ 葉の裏に白い斑点が出たり蜘蛛の巣のようなものがついたりするとハダニの被害です。 ハダニもアブラムシと同様に植物の汁を吸って弱らせます。 ハダニの対策としては、乾燥を防ぐために水やりや葉水をする、温度や湿度を下げるために日陰に移動する、殺ダニ剤やニームオイルなどを散布するなどがあります。
ナメクジ 葉や実に穴が開いたり粘液が付着したりするとナメクジの被害です。 ナメクジは夜間や雨上がりに活動し、植物を食べてしまいます。 ナメクジの対策としては、鉢底から出るランナーを切る、鉢の周りにビールやコーヒーなどの誘引剤を置く、鉢の周りに砂や灰などの障壁を作る、ナメクジ用の殺虫剤を散布するなどがあります。

ワイルドストロベリーの育て方に関するQ&A

ここでは、ワイルドストロベリーの育て方に関するQ&A(質問&回答)を紹介します。

  • 白実のワイルドストロベリーの特徴と育て方は?
  • ワイルドストロベリーピンクパンダの特徴と育て方は?
  • ワイルドストロベリーの寿命は?
  • ワイルドストロベリーとイチゴの違いは何ですか?
  • ワイルドストロベリーに連作障害は発生する?
  • ランナーが出ないワイルドストロベリーの品種はある?
  • ワイルドストロベリーが葉っぱばかりになる原因は?
  • ワイルドストロベリーに虫除け効果はある?
  • ワイルドストロベリーとの寄せ植えで相性の良い植物は?

上記の問いについて詳しく回答していますので、参考にしてみてくださいね。

白実のワイルドストロベリーの特徴と育て方は?

白実のワイルドストロベリーは、赤い実がなる一般的なワイルドストロベリーとは異なり、白い実を付ける珍しい品種です。 白い実は鳥や虫に食べられにくく、酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。

白実のワイルドストロベリーは、幸福な家庭や尊重と愛情という花言葉を持ち、幸運を呼ぶ植物としても人気です。

育て方は一般的な赤い実がなるワイルドストロベリーと違いはありません。

ワイルドストロベリーピンクパンダの特徴と育て方は?

ワイルドストロベリーピンクパンダは、ピンク色のかわいい花を咲かせるワイルドストロベリーの品種です。 花の後には赤い実を付けますが、実は小さくて酸味が強いので、食用よりも観賞用に向いています。

ピンクの花は春の訪れを感じさせてくれますし、赤い実は秋の収穫を楽しませてくれます。 ハーブティーも香り豊かで癒されます。 ワイルドストロベリーピンクパンダは、愛らしさと元気さを兼ね備えた植物です。

ワイルドストロベリーピンクパンダも一般的なワイルドストロベリーと育て方に違いはありません。

ワイルドストロベリーの寿命は?

ワイルドストロベリーは多年草ですが株に寿命があり、3年か4年経つと花が咲きづらくなり、5年位で突然枯れることがあります。

ワイルドストロベリーはランナーという茎のようなものを横に伸ばして株をどんどん増やしていくので、個々の株は2年ほどで寿命となります。

ランナーの管理や株の状態をチェックすることで長く栽培することができますが、放置したままだと数年で寿命を迎えてしまいます。

ワイルドストロベリーとイチゴの違いは何ですか?

ワイルドストロベリーは一般的なイチゴと同じバラ科オランダイチゴ属の一種ですが、一般的なイチゴ( Fragaria × ananassa )が交雑種であるのに対し、ワイルドストロベリー(野生のいちご)はオランダイチゴ属の中の原種に近い Fragaria vesca や Fragaria viridis などいくつかの品種の総称となっています。

双方の主な違いは次のとおりです。

ワイルドストロベリー イチゴ
特徴 葉・花・実とも全体が小ぶりで、果実はフルーティな香りが魅力 果実が大きく甘みが強い
原産地 ヨーロッパやアジアで、北米など世界各地に広く帰化している 南米原産で、16世紀ごろにヨーロッパに伝わり、18世紀ごろに現在の品種の基となる交雑種が作られた
活用法 古くから食用や薬用に利用されており、葉はハーブティーにもなる 主に食用として用いられる

ワイルドストロベリーに連作障害は発生する?

ワイルドストロベリーに連作障害は発生するという情報があります。連作障害を防ぐためには、以下のような対策が有効です。

植え替え ワイルドストロベリーは1~2年に一度、植え替えを行います。鉢植えの場合は新しい用土で植え替え、庭植えの場合は場所を変えて植え替えます。
株の更新 ワイルドストロベリーはランナーで子株を作ります。子株は親株よりも生育や花付きが良いので、子株を切り離して植え付けて株を更新します。
肥料の施用 ワイルドストロベリーは窒素分が多いと実付きが悪くなるので、リン・カリの割合が多い肥料が適しています。春と秋に緩効性化成肥料を施します。

ランナーが出ないワイルドストロベリーの品種はある?

ワイルドストロベリーには、ランナーが出ない品種がいくつかあります。ランナーとは、親株から地面に這うように伸びて、先端に子株を作る茎のことです。

ランナーが出ない品種は鉢植えや花壇の縁取りなどに向いています。

以下に、代表的なランナーが出ない品種を紹介します。

アレキサンドリアストロベリー 原種のワイルドストロベリーよりもやや大きな風味の良い実を付ける品種で花期は春から秋まで長く続きます。葉は黄緑色のものと緑色のものがあります。
イエローワンダーストロベリー 果実は白に近い薄い黄色で甘酸っぱい味がして、四季咲きで花が多く咲きます。葉は緑色で光沢があります。
ミグノネッテ(ミニョネット) フランスイチゴの改良種で生育旺盛で実付きが良い品種のため苗の流通も多く、人気があります。果実は小さくて甘みが強く、香りも良いです。
ルーゲンストロベリー ドイツ原産の品種で、果実は小さくて赤くて甘みがあり、花期は春から秋まで長く続きます。葉は緑色で光沢があります。

ワイルドストロベリーが葉っぱばかりになる原因は?

ワイルドストロベリーが葉っぱばかりになる原因は、主に以下の4つです。

寒さに当たっていない ワイルドストロベリーは寒さに強く、冬の寒さに当たることで花芽を形成します。室内で育てている場合や、温暖な地域で育てている場合は、花が咲かないことがあります。寒さに当たらせるためには、冬の間は屋外に置くか冷蔵庫などで低温処理をすると良いです。
日照が足りない ワイルドストロベリーは日当たりの良い場所で育てると、花や実つきがよくなります。半日程度太陽光が当たれば栽培可能ですが、真夏の直射日光は避けましょう。日照不足の場合は日当たりの良い場所に移動させるか、人工光を与えると良いです。
根詰まりしている 鉢植えの場合は、毎年春か秋に植え替えをしましょう。鉢の中で根詰まりを起こすと、株が老化して花が咲かなくなります。植え替えの際は、根をほぐして新しい用土に植え替えます。用土は水はけの良いものを選びましょう。
窒素分が多い 窒素分が多いと葉っぱばかり茂ります。葉っぱばかりワサワサしている場合は、リン酸の多い肥料をあげると良いです。肥料は3月から5月、9月から11月の間に月に一度置き肥をするか、月に3回程度液体肥料を与えます。

ワイルドストロベリーに虫除け効果はある?

一般的にワイルドストロベリーは虫が好む植物であり、特にアブラムシやナメクジなどの害虫による被害を受けやすいです。そのため、虫除け効果を期待するのは難しいと言えます。

しかし、ワイルドストロベリーの葉には強い香りがあり、ハーブティーとして利用されることもあります。この香りは一部の虫にとっては不快なものである可能性があります。

ただし、蚊連草のような虫除け効果は期待できないので、虫除けを期待してワイルドストロベリーを育てるのであれば、他のハーブを育てた方が効率が良いでしょう。

ワイルドストロベリーとの寄せ植えで相性の良い植物は?

ワイルドストロベリーとの寄せ植えで相性の良い植物は、以下のようなものがあります。

ハーブ ワイルドストロベリーはハーブの一種なので、他のハーブとも仲良く育ちます。香りや色、形などを楽しむことができます。例えば、ラベンダー、ミント、バジル、ローズマリー、タイム、オレガノなどがおすすめです。ただし、水やりや日当たりなどの栽培環境に注意して、同じような条件を好むものを選びましょう。
ワイルドストロベリーは白い小さな花を咲かせますが、他の花とも相性が良いです。色や大きさのコントラストをつけると華やかになります。例えば、ビオラ、パンジー、マリーゴールド、ペチュニア、アリッサムなどがおすすめです。
野菜 ワイルドストロベリーは野菜とも仲良く育ちます。野菜の葉や実に虫がつきにくくなる効果も期待できます。例えば、レタス、キャベツ、トマト、ナス、ピーマンなどがおすすめです。

以上のように、ワイルドストロベリーとの寄せ植えで相性の良い植物はたくさんあります。自分の好みや目的に合わせて選んでみましょう。

まとめ:ワイルドストロベリーの育て方のポイント

ワイルドストロベリーは、自宅で簡単に栽培できる美味しい果物というだけでなく、ゴキブリを遠ざける効果があるとも言われていて、虫除けの観点からも注目される植物です。

暑さにも寒さにも強く、育てやすい植物ですが、繁殖力の強さから増えすぎてしまうこともあるので、その点は注意しておいた方が良いでしょう。

室内での水耕栽培でも、栽培キットでも簡単に育てられるので、気になる方はぜひこの記事を参考に始めてみていただけたらと思います。

 

【追記】

ワイルドストロベリーはハーブティーとしても楽しむことができます。ワイルドストロベリーのハーブティーの作り方についてはこちらのページで詳しくお伝えしています。

ハーブにはさまざまな効能があり、ハーブティーを飲むことで効率よくハーブの効能が得られます。

効能別におすすめのハーブティーを下記記事でまとめたので、こちらもぜひチェックしてください。

 

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