漬物で塩分取り過ぎになる?塩分量控えめの製品は本当に少ないのか
漬物を食べ過ぎたら塩分の取り過ぎになると言われることがありますが本当なのでしょうか?
何かと食べる機会の多い漬物ですが、塩分が気になるので食べないようにしているという方も多いかもしれません。
「漬物を食べると塩分の取り過ぎになってしまうのか?」
「塩分控えめの漬物だったら大丈夫なのか?」
ここでは、主に塩分量から漬物について調べてみた結果をまとめてみようと思います。
もくじ
漬物を食べると塩分取り過ぎになる?
漬物と言っても塩漬けやぬか漬け、粕漬、酢漬けなど様々な漬け方があります。
色々ある中でも、きゅうりのぬかみそ漬けや松前漬け、福神漬けは様々な漬け物の中でも100gあたりの塩分量は多いです。
こういった塩分の高い漬物を食べ過ぎてしまうと塩分過多になる可能性はあります。
漬物は栄養価が高く、健康食として人気になっていたりしますが食べ過ぎは注意です。
塩分を取り過ぎることによって、高血圧や脳卒中や心筋梗塞、心不全、動脈瘤など循環器系の病気につながってしまいます。そう考えると少し怖いですよね。
食事の際に少しつまむ程度であれば過度に心配する必要はありませんが、食べ過ぎるとやはり少し気になる塩分量ではあります。
日本人の食塩相当量の目標量は、1日男性8.0g未満、女性7.0g未満となっています。これを目安に漬物の量を考えてみると塩分を取り過ぎているのか、参考とすることができそうです。
漬物の塩分量や塩分濃度は?
100g当たりの塩分量の多い漬物はザーサイ13.7g、福神漬5.1g、きゅうりのぬかみそ漬け5.3gとなっています。
反対に塩分が少ない漬物は、野沢菜漬け1.5g、たくあん2.5g、キムチ2.2gなどです。
漬物による塩分取り過ぎが気になる方は、塩分の少ない漬物を選んで食べるようにすると良いかと思います。
漬物も漬け方や漬ける食べ物によって、塩分濃度は変わってくるのでいつも食べている漬物の塩分量がどれくらいなのか、調べてみることをお勧めします。
また、自分で漬物を作れば塩分量をコントロールすることができるので、塩分量や味の濃さなど自分好みに作ることができます。
塩分の少ない(控えめ)漬物の塩分量は本当に少ないのか
漬物の塩分が気になるという方のために、塩分控えめの漬物もよく販売されています。
しかし、もともと漬物の塩分量が多いのは、食材を長期保存できるようにするためです。
減塩タイプの漬物は使っている塩分量は確かに少ないので、摂取塩分が気になる方にとってはありがたい漬物でしょう。
ただしその一方で、塩分量が少ないために長く保存できなくなることから、それを補うために合成保存料が多く含まれていることがあります。
摂取塩分を減らしたとしても添加物を多く摂ってしまっては、健康のためにしたことでも本末転倒となりかねません。
そのため、塩分控えめタイプの漬物を買う際は合成保存料について確認することをおすすめします。
漬物の塩分を抜く方法
漬物に含まれる塩分を少しでも減らすため、塩分を抜く方法があります。
真水ではなく塩水に漬物を入れると、浸透圧の原理で漬物の塩分が塩水に移動します。
迎え塩といって漬物の風味が損なわれることなく、塩分を抜くことができます。
他にも酒とみりんを使って塩抜きをしたり、熱湯や茶殻など、様々な塩抜きの方法があります。
せっかくの漬物が塩辛くて食べられないと気や、作った漬物が思ったよりも塩辛くなってしまった場合など実践してみてください。