
鶏ガラは出汁を取るだけではなく、焼いて食べるのも美味しいです。
ちょっと食べるのが面倒ではありますが、旨味を感じやすい部分ですし、焼き方によっては骨まで食べられるのも良いです。
また、出汁を取った後の鶏ガラも、残った身を美味しく食べる方法があるのでご紹介したいと思います。
もくじ
鶏ガラを焼いて食べるときの旨い味付けと焼き方はコレ!
出汁をとるにはかかせない鶏ガラですが、焼いて食べるイメージがある人は少ないのではないでしょうか。
そもそも「鶏ガラなんてほとんど食べる部分がないのでは?」と思ってしまいますよね。
しかに骨が多いためガッツリ肉を食べるという部分ではありませんが、鶏ガラの骨まわりに残った身はとくに旨味が感じられる部分であり、焼き方によっては骨まで食べられるようになるのです。
さっそく次の手順で鶏ガラを焼いてみましょう。
- 大きい鶏ガラは食べやすい大きさに切り、脂や内臓などの余分な部分を取り除く
- 塩コショウ・ガーリックパウダーをかけて冷蔵庫に1~2時間おく
- 魚焼きグリル又はトースターで焦げ目がつくまで焼く(約15~20分)
美味しい出汁がとれる鶏ガラはタレに漬けて焼いてももちろん美味しいですが、シンプルに塩コショウで食べる調理法がオススメです。
「細かい骨を取り除くのは大変」「できるなら骨ごと食べたい」という人は、鶏ガラをしっかり乾燥させたあとに塩コショウをして、フライパンでじっくり揚げ焼きしてみましょう。
骨ごとバリバリ食べられるくらいに揚げればお酒のつまみにもピッタリです。鶏ガラの骨は針のように細いものもあるので、食べるときは注意してくださいね。骨まで噛める硬さになるまで低温でじっくり揚げ焼きするのがポイントです。
捨ててしまう部分も多い鶏ガラですが、焼いて食べると新たな美味しさを発見できるのではないでしょうか。
出汁を取った後の鶏ガラは捨てない!残った身も美味しく食べる方法
鶏ガラの骨まわりに残った身は、出汁を取った後も旨味が残っているので美味しく食べられます。柔らかくなっているのでそのまま塩コショウで食べたり、身をそぎ落として普段の料理にプラスしたりしてアレンジしてはいかがでしょうか。
残った身を美味しく食べる方法には下記のものがあります。
- サラダやラーメンなどのトッピング
- スープや雑炊・チャーハンの具材
- 甘辛く煮てからご飯にのせて丼物に
トッピングとしてだけでなく、丼ぶりなどのメイン料理にもなるので捨てるのはもったいないですよね。
上記以外にも、まだまだ鶏ガラを使ったアレンジの幅は広がりそうです。
炊飯器を使った鶏ガラを食べるレシピをチェック!
鶏ガラの調理はアクを取ったり何時間も煮込んだりして、完成までに手間のかかるイメージがあるのではないでしょうか。
炊飯器を使えば火加減を気にすることなく簡単に仕上がるので、鶏ガラをもっと手軽に食べたいという人はぜひ試してみてください。
炊飯器を使ったレシピは下記の通りです。
〈材料〉
- 鶏ガラ…300g
- 水…600ml
- にんにく・しょうが…2かけ
- 鶏ガラの余分な脂や内臓を取り除き、熱湯をかけて水でさっと洗い流す
- スライスしたにんにく・しょうがと水を加え、炊飯器の調理モードやおかゆモードでじっくり煮込む。
※炊飯器によって機能は異なるので、柔らかくなるまで2時間を目安に加熱調理してください。
肉はホロホロになり、塩でシンプルに味つけしたりスープと合わせたりするだけで美味しく食べられます。
フライパンで焼き目をつけてから炊飯器に入れれば香ばしくなり、スープもしっかり味わいたい人は玉ねぎや人参などの野菜を一緒に入れると深みのある出汁が完成します。
時間がかかる鶏ガラの調理には、簡単で時短になる炊飯器を使ってみてはいかがでしょうか。
鶏ガラは再利用できる?肉を食べる以外の活用方法も
出汁を取った後の鶏ガラを使っていろんなアレンジ料理ができることをお伝えしましたが、せっかくなら骨もすべて活用できたらうれしいですよね。
鶏ガラの再利用について、ネットの口コミにはじっくり揚げ焼きして骨ごと食べるおつまみにしたり、フードプロセッサーで粉末にしてふりかけにしたりしているとの声がありました。どちらも捨てる部分なく食べられるアイディアですね。
骨まで食べるのは少し抵抗があるという人は、肥料へ再利用する方法があります。
1か月ほど乾燥させてから細かく砕いて花壇に混ぜれば、鶏ガラに含まれるリン酸などの栄養素によって植物や野菜の根を成長させる肥料になります。ただし、植物によっては枯れてしまうこともあるので分量や与え方に注意してくださいね。
肥料に再利用する取り組みは、一部のラーメン屋などの店舗でも行われているそうです。
本来は捨ててしまう鶏ガラの部分には、まだまだ使い道があるかもしれませんね。