これからの時期は台風が多く発生したり、急に天気が変わって何かと困るこがあるかと思います。
天気予報を見ていても、コロコロと天気が変わって予測するのが難しいなあと感じたりします。
天気予報を見ていると、台風が発生したと思ったら「台風は熱帯低気圧に変わりました」とか、そもそも熱帯低気圧とは何なのか、よく耳にする温帯低気圧とは何が違うのかなど、意外と知らないことって多いですよね。
なんとなく低気圧と聞くと天気が悪くなるというイメージですが、温帯低気圧と熱帯低気圧、台風の違いなど調べてみました。
温帯低気圧とは?でき方の仕組みについて
低気圧は、大まかに温帯低気圧と熱帯低気圧の2種類に分けられるのですが、低気圧というと主に温帯低気圧を指すことが一般的です。
温帯低気圧は、北半球では北側の寒気と南側の暖気との境となる中緯度で発達して前線を伴います。
前線とは天気図でよく見るしっぽみたいな▼とかのマークの付いた線の事ですね。
つまり、南北の温度差があることが大きな特徴です。
なんだか難しく感じてしまうかもしれませんが、一言で表現するならば温帯低気圧は暖かい空気と冷たい空気によって構成されているものと表すことができます。
温帯低気圧と熱帯低気圧の違いは?
温帯低気圧は温かい空気と冷たい空気によって構成されますが、熱帯低気圧は温かい空気のみで構成されます。前線は伴わないので、天気図ではマークのついた線もありません。
温帯低気圧と熱帯低気圧って名前は似ていますが、構造は全然違うといった感じですね。
熱帯低気圧は温かい空気によって発生し、赤道付近の豊富な熱エネルギーによって温められた水蒸気が上昇し発達したものです。
この熱帯低気圧は条件が揃うと猛烈に発達し、これが台風となってしまうのですね。
台風の数が近年増えていると言われますが、地球温暖化によって熱帯低気圧の発生にも影響していると言われています。
台風って自然現象でしょうがないと思いがちですが、意外と人間と関係しているんですね。
温帯低気圧と台風との違いは?
台風は熱帯低気圧のように水蒸気を多く含んだ暖かい空気からできていることが特徴です。
温帯低気圧は北半球において北側の寒気と南側の暖気との境で発達し、前線を伴っています。つまり南北の温度差があることが温帯低気圧の大きな特徴です。
台風は北上していくについて周辺の空気との間に温度差が生じ、台風域内の暖かい空気が冷たい空気と混ざりはじめます。
すると前線ができはじめ、台風としての性質が徐々に失われながら、温帯低気圧の性質が強くなっていき、ついには温帯低気圧に変わっていく流れです。
台風と温帯低気圧の違いはどうやら「冷たい空気」の有無と言えるのではないでしょうか。
台風が温帯低気圧に変わると次第に弱まっていくことが多いので、一安心するイメージがありますが、まれに再び発達することもあるそうです。
温帯低気圧に変わったからと一安心するのではなく、強風が続くことも多いので身の安全はしっかりと確保したほうが良いですね。
温帯低気圧に変わるとは?
これから書きます。しばらくお待ちください。
まとめ
これからの時期は台風がよく発生します。
数年前の大きな台風で、直接的な被害はなかったにしろ数日間停電が起き、とても困った記憶があります。
普段から天気予報をしっかりと見て、備えをしておくことは大切ですね。
天気予報って奥が深く専門的な分野なので難しいですが、少しでも参考にしてもらえればと思います。
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