温度計の赤い液体は水銀ではない?危険性や分離・割れた時の対応についても

 

温度計には水銀が使われていると思っている人は多いかもしれませんが、温度計のあの赤い液体には水銀は入っていません。

そのため、万が一温度計の赤い液体が漏れたとしても水銀ほどの危険性はなく安心して処理することができます。

ここでは、温度計の赤い液体の正体や分離した時の対処法、廃棄方法など水銀温度計の情報を交えながらご紹介しています。

温度計の赤い液体の安全性が気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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温度計の赤い液体って何?水銀は入っているのか

赤い液体が使われている温度計は「赤液温度計」や「アルコール温度計」と呼ばれる温度計です。

名前に「水銀」が入っていないことから水銀が使われておらず、赤い液体の正体は灯油に赤い色素を混ぜて色をつけたものです。

そこに「クレオソート」という物質を添加して、温度を感知する性質を安定させています。

ちなみに、水銀についてですが水銀の毒性は強く、気体を吸い込んでしまうと肺や脳に障害を与える可能性があるので、できればあまり身近に置かないようにしたいですが、赤い液体の温度計であれば水銀の心配は必要ありません。

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温度計の赤い液体は割れたら危険?

温度計が割れて赤い液体が飛び出してしまった時に、人体に触れても影響はないのか心配になりますよね。

結論から書くと、先述したとおり温度計の赤い液体は灯油なので大きな危険はありません。手などについた時は、よく洗えば問題ないでしょう。

一方で、水銀温度計の取り扱いは注意が必要です。

温度計に使われる水銀は吸収されにくくなっていますが、割れた時はすぐに窓を開けて空気を入れ換えてくださいね。

水銀温度計の処理についてはこちらをご参照ください>>水銀を扱う時の心得(環境省のページ)

温度計の赤い液体が分離した時の3つの対処法!

赤液温度計で使われている赤い液体をよく見ると、途中で分離していたという経験はありませんか?

これは温度計の故障ではなく、ちょっとした衝撃で液が分離してしまうことがあるためで、たとえ分離しても捨てる必要はありません。

振る・冷やす・加熱の3つの対処法で、ほとんどの場合は元通りになるからです。分離してしまった場合の対処方法をご紹介します。

手順1.振る

ちょっとした分離であれば、温度計を振ることで液が戻る場合があります。振っても分離が解消されない場合は次の方法をお試しください。

手順2.冷やす

温度計を立てた状態で冷蔵庫に入れます。

温度が下がると赤い液が下がり、液だまりに戻るので分離がなくなります。たいていは手順2までの方法で分離が解消されるはずですが、これでもまだ解消されない場合は次の手順をお試しください。

手順3.加熱

温度を上げることで、すべての液をくっつけて戻します。

熱した油の中に温度計の液だまり部分をいれて、ゆっくり加熱してくださいね。

油ではなく水を沸騰させた場合だと、分離したまま上に上がってしまい戻りにくいことがあるので熱した油を使うようにします。

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温度計の赤い液体はどうやって廃棄すれば良い?

赤い液体を廃棄する時は、燃やさないゴミ(不燃物)に出します。温度計が割れている場合は、紙などで包んで見える場所に「キケン」と表示してくださいね。

赤い液体がこぼれた場合は、キッチンペーパーなどで吸い取って燃えるゴミに出しましょう。

基本的には上記の廃棄方法で良いですが、地域によって廃棄方法に違いがあるのでまずはご自身の住んでいる場所の自治体に確認してくださいね。

なお、水銀を使った温度計は、赤液温度計と同じように出せないので注意してください。事業用なら産業廃棄事業者へ、家庭用なら環境局事業所で回収してもらうのが正しい処理方法です。

市の環境課にも回収ボックスが置いてあるので、ルールに則った方法で廃棄してください。

水銀を使った温度計の見分け方について

「そもそも温度計に水銀が使われているかどうやって分かるの?」と思った人もいるかもしれませんが、見分け方は簡単です。

赤い液体のものは灯油を使った温度計で、それ以外のものは水銀を使った温度計ですし、水銀温度計は温度を示す部分が銀色になっているので簡単に見分けがつきます。

さらに、目盛りの背景が白色と黄色のものがあり、黄色のものは水銀温度計なので背景の色を見るだけでも簡単に識別ができます。

まとめ

温度計の赤い液体についてご紹介しました。

なんとなく水銀が入っている気がしている人も多いかもしれませんが、赤い液体には水銀は入っておらず、灯油に赤い色素を混ぜて色をつけたものが正体です。

なんとなく水銀が入っているかもと気になってしまいがちですが、赤い液体の正体を知っていれば割れた時なども安心して処理することができるでしょう。

ちなみに、水銀温度計は割れた時の危険性はあるもののメリットもあり、測定範囲は-50~630℃付近と広く正確に測ることができます。赤液温度計の-100~200℃の測定範囲と比べても、使用できる場所も広がります。

用途に合わせて適した温度計を使うようにしたいですね。

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