水いぼは子供向け市販薬では治らない?うつる可能性と放置についても
水いぼは、子どもによく見られるウイルス性に皮膚感染症です。
特に3~15歳の子供によく見られるもので、水いぼのウイルスに触れることで感染します。
夏の時期はプールなどによって感染リスクが高まることが多いのも特徴です。
水いぼは基本的に自然治癒することが多いものですが、放置しているとどんどん広がってしまう可能性があり、早い段階で治療することで防ぐことができます。
そんな水いぼですが、市販薬では水いぼの薬というものはなく、薬で治すには皮膚科で処方される薬しかないように思われます。
ですが、中には水いぼ用ではない市販薬で治ったという口コミもあるので、実際に使ってみた薬について調べてみました。
その他、子供に水いぼができた時に気になる感染リスクなどについてもまとめていますので宜しければ参考にしてみてくださいね。
もくじ
水いぼの子供向け市販薬はない
子供に水いぼができてしまったので市販薬で治せるか情報を探してみると、これを塗って治ったと市販の塗り薬を紹介しているブログをいくつか見つけました。
ですが、現在市販されている薬の中で水いぼ対策用として市販されている製品はないので、どれも他の塗り薬を水いぼ対策に代用しているものなんです。
もしかしたら本当にその紹介している薬で治るのかもしれないけれど、自分の子に試してみる勇気は出ないですよね。。
本当に効くのかな?と半信半疑で塗り薬を塗るよりも、皮膚科へ行ってお医者さんの判断を仰ぐ方が安心して治療を続けられますし。
水いぼって意外と多くの人がなった経験があって、市販されている一般的な皮膚の薬を適当につけているとか放置中とかいろんな対応をしている人がいますが、やっぱり積極的に治療した方が確実に治りは早いです。
ここでは、そんな水いぼを皮膚科で治すまでの経過や、水いぼの感染などについてまとめてみることにしました。
子供は保育園の友達からうつることも
子供は保育園で友達の水いぼがうつることもあります。
水いぼがかゆくて、掻いちゃダメと言われていても子供はついつい掻いてしまいがち。その掻いた手にウィルスがついていて、そこから他の友達にうつしてしまうことは珍しくありません。
水いぼは、そもそも子供がかかりやすいものですが、感染しやすい状況でもあるので水いぼができた場合は、他の友達への感染にも注意を払いたいところですね。
プールや銭湯などが原因になることも多い
プールや銭湯、温泉など多くの人が同じ水に触れるところでうつることもあります。
水いぼで病院へ行くと、まず「プールとか銭湯に行きました?」と聞かれるほどです。
水いぼは子供がなりやすいので、そんな子供がたくさん入るプールは最も感染の可能性が高い場所であると言えるでしょう。
自衛策はありませんが、せめて他の人に感染を広げないためにも水いぼができた場合はプールや銭湯などは行かないようにするべきでしょう。
大人にもうつる可能性はある?
基本的には大人に水いぼがうつる可能性は低いです。
その理由は、多くの大人には水いぼの免疫力があるからと言われています。とはいえ、絶対に大人は水いぼがうつらないということはないので子供が水いぼになった時は注意しておいた方が良いでしょう。
水いぼがつぶれたところを触った後に自分の肌に触れないようにするといった程度でよく、一緒にお風呂に入るのを制限するということは行う必要はないと見られています。
子供にできた水いぼの治療法
水いぼができると見た目でもすぐにわかりますが、かゆくてたくさん掻くようになるのでわかりやすいです。
「放置していても治るから放っておいて問題ない」というお医者さんもいるので、子供の水いぼを放置中という親御さんもいるかもしれません。でも、水いぼを放置しても完全に治るのは半年くらいはかかります。
その間に他の部位へ増殖していく可能性は少なくないので、可能な限り治療を行ってあげて欲しいと思います。(我が家のいきつけの皮膚科の先生は治療すべき派の意見でした)
病院へ行くなら何科へいくべきか
子供のうちは、何かあればとりあえず小児科へ行くという人は多いと思います。
ですが、さすがに小児科といえども水いぼまで対処してくれるところは少ないでしょう。
試したことはありませんが、恐らくは「皮膚科で診てもらってください」と言われるのではないでしょうか。(知り合いの子は「放置してて大丈夫」と小児科で診断されたそうです)
なので、水いぼで受診するなら皮膚科へ行く方が良いです。その中でも水いぼは治療すべきという方針の皮膚科を選ぶのがポイントですね。(予め電話で確認しても良いでしょう)
皮膚科ではどんな治療が行われるか
皮膚科へ治療に行くとまずはそのできものが本当に水いぼなのか診察されて、水いぼであることが確定したら、次回以降から水いぼを取り除く治療が始まります。
その日はシール状の麻酔テープを処方され、次の診察日に予め貼って麻酔を効かせてから診察室に入るよう説明されました。
それでは、皮膚科では実際にどんな処置がされるのかお伝えしますね。
麻酔シールを貼ってピンセットで芯を取り除く
診察時間から逆算して1~2時間前に麻酔テープを貼ります。カットバンを貼るような感覚なので何の違和感もなく貼っていけます。
皮膚科の処置室についたらテープを剥がし、水いぼの芯をピンセットで一つひとつ取り除いてもらいます。
麻酔が効いているので子供も全く痛がる様子もなく、淡々と水いぼの処置が進められました。
治療後は経過観察
水いぼの治療後(芯の除去後)はとりあえず経過観察です。
今後も増えるようであればまた治療を行いますし、増えないようであればこれで治療は完了ということになります。
不思議な話でにわかに信じがたいですが、大きい水いぼを治療すると、経過観察中に小さい水いぼは自然に収まっていくこともあるそうです。
なので、できた全ての水いぼの芯を取るのではなくて、大きい水いぼに絞って治療が行われました。
ピンセットで自分で取る方法
初めてだとちょっと恐ろしいですが、お手本を見た後なら簡単にできそうな気がします。
万が一自分の体に水いぼができたら、ピンセットで取ってみようと思うくらい簡単に感じます。
水いぼの芯の取り方
指で患部の周辺をつまんで、ピンセットで水いぼの芯をぴゅっと引き抜くだけ。
めちゃくちゃ簡単です。
できれば、皮膚科で使っているような先が丸くなっているピンセットを使いたいところです。肌にダメージを与えずに芯が取れやすいのはやっぱりこのタイプでしょうからね。
水いぼを取るのは痛い?
うちの子の場合は治療の1時間前に麻酔テープを貼ったので、全く痛みはなかったそうですが、麻酔テープがなかったら少しは痛みも感じるでしょうね。
ニキビをつぶして芯を出す時ほどは痛くはない(肌が炎症を起こしているわけではないので)でしょうけれど、気になる方は市販されている麻酔テープを探してみても良いかもしれません。
麻酔テープは水いぼ治療の必需品
自分で治療するにしても、麻酔テープは必需品です。
テープがないと、恐らくは痛みで途中で治療を辞めてしまうかもしれません。
麻酔テープは水いぼ治療以外でも使われるので、ドラッグストアなどで一般的に入手が可能です。
除去後は跡が残るのか
肌にダメージを与えずに芯を取り除くことができれば跡は残らない
ですが、自分でピンセットで芯を取る際に周りの皮膚にダメージを与えてしまうともしかすると跡が残る可能性はあります。
なので、水いぼが顔にできた時など、跡が残ると嫌な場所は特に、皮膚科で除去してもらった方が安心です。皮膚科だと確実に跡が残らないとは言い切れませんが、素人が自分で除去するよりかは遥かに跡が残る可能性は低いはずです。
ピンセットはダイソーに売ってるもので問題ない?
芯を取るだけであれば問題ありません。
ですが、先ほども書いたとおり、先が丸くなっているタイプのピンセットの方が肌に優しくて芯も取りやすいです。
ダイソーに売っているのは一般的な形状のピンセットなので、取れなくはないですができれば肌に優しい形状のものを選んだ方が良いでしょうね。
子供の水いぼを放置すると自然に治る?
水いぼは特に治療をしないて放置していても、やがては治ります。
ですが、治療した時に比べてかなり長い間、水いぼは肌に居座り続けるので、その間にまた他のところへうつしてしまう可能性もあります。
なので、放置していればいつかは治るとはいえ、そのまま治るまで何もしないというのはあまり良い方法だとは言えません。
できれば、少ないうちから治療して、少しでも水いぼを増やさないように心がけて欲しいと思います。