育児

粉ミルクはいつまで飲める?作ってからの保存状況と時間をチェック

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

外出先にミルクを持って行く時や作り置きする際に、「粉ミルクはいつまで飲めるのかな?」って気になりますよね。

「長持ちするなら嬉しいけど…。」
「赤ちゃんが飲むものだしどうなんだろう…。」

と心配になる人も多いと思います。

ここでは、いつまでなら安全に飲めるのか?保存方法はどうしたら良いのか?という疑問について調べたことをまとめてみましたので、気になる方は是非参考にしてみてくださいね。


粉ミルクの作り置きは何時間くらいできるか

WHO(世界保健機関)のガイドラインに粉ミルクの消費期限に関する記述があります。

日本の厚生労働省にはこうしたガイドラインがないので、日本でもこのWHOのガイドラインを参考にして消費期限を定めているようです。

そのWHOのガイドラインによると、12ヵ月未満の赤ちゃんへの粉ミルクは常温で保管した場合で調乳後2時間、冷蔵庫で保管した場合は調乳後24時間で、温かいままで魔法瓶などで保温しながら保管は細菌の繁殖を促すために避けること、粉ミルクを調乳した際には氷水などで冷却して5℃未満まで冷ましてから保管することとされています。

冷蔵庫で保存する場合の消費期限

調乳してから5℃以下の冷蔵庫で保管した場合の消費期限は24時間とされています。

お湯を使って調乳して、すぐに冷水や氷水などで冷やして冷蔵庫に入れて保存するようにします。

飲み残したミルクを冷蔵庫で保管した場合には当てはまりませんので、飲み残しは廃棄する必要があります。

ちなみに、常温だと2時間程度で消費期限を迎えてしまうので、冷蔵庫で保存すると22時間も長く保管することができるようになります。

冷凍すれば長期間保存できるのか

冷蔵保存で24時間保存できるなら冷凍すれば長期保存もできるかも?と思いますよね。

実際に冷凍保存して赤ちゃんに与えているママさんの話も耳にします。

恐らくはそれほど問題はないと思われますが、WHOのガイドラインにはミルクの冷凍保存に関する記述はないために、推奨はされないというのが一般的な見解です。

安全性が低いから記述がないのかは定かではありませんが、率先して冷凍保存して与えることは避けた方が無難でしょう。

ミルクの正しい温め方

作り置きする場合は5℃以下に冷ますこととされていますので、その粉ミルクを飲む際には温め直す必要があります。

温める際は湯銭をして温めるようにしますが、その際に時折振って温めムラをなくすようにします。

また、ミルクは15分以上温めないということも推奨されています。

そのほか、電子レンジではどうしても温めムラができてしまうために使わないことが推奨されています。

粉ミルクの消費期限が短い理由

これまで見てきたとおり、粉ミルクはかなり消費期限が短いので保存には向いていません。

その理由は、粉ミルクには栄養が豊富に含まれているため細菌が繁殖しやすいからなんです。

とはいえ、いつも調乳してすぐに飲めるというわけではありませんよね。

外出する際には持ち歩きしたい時だってありますから。

粉ミルクはお湯を入れてからの保存状況によっても消費期限は変わってきますので、これまでお伝えした状況別の消費期限を参考にして期限内に飲むようにしてくださいね。


粉ミルクは開封してからいつまで飲めるのか

粉ミルクは開封してから1ヶ月の消費期限が定められているものがほとんどです。

空気に触れることで酸化すること、ダニや細菌類が繁殖することによって味の劣化だけでなく安全性を保てなくなるのが理由です。

冷蔵庫や冷凍庫で保管すればもう少し消費期限が伸びるのでは?と思いがちですが、湿度の変化などによって品質の劣化を招く可能性が高いので推奨はされていません。

なお、できるだけ粉ミルクの劣化を防ぐためには直射日光の当たらない暗所での保管が推奨されています。もし直射日光を浴び続けるようなところで保管しているのであれば、標準的な消費期限の1ヶ月を待たずに劣化する可能性もあるので注意が必要です。

粉ミルクの余りの有効な使い道

消費期限が1ヶ月となると結構な量の粉ミルクが余ってしまうというご家庭も多いかと思います。

余った粉ミルクの有効な使い道として、我が家ではコーヒーのミルク代わりに使ったり、クリームシチューに混ぜたりしています。

最初はちょっと抵抗がありましたが、入れてみると意外と味への効果が高くて驚きました。

さらには草花に粉ミルクを溶かした水を振りかけると防虫効果があるという意見もあります。さらにはお風呂に入れてミルク風呂にするというやり方もあるようです。

ネット上には余った粉ミルクをレシピを紹介しているサイトもあるので参考にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

粉ミルクは栄養素が豊富に含まれているために雑菌の繁殖がしやすいことから保存には適していません。

そのため、WHOの基準では生後12ヵ月未満の赤ちゃんが飲むミルクは調乳後、常温で2時間以内、冷蔵庫保管で24時間以内に飲むように推奨されています。

調乳せずに粉のまま持ち運ぶとしても、粉ミルクの保管は直射日光の当たらない暗所以外での保管であれば開封後1ヵ月より早く消費期限を迎える可能性もあるため持ち運びにも注意が必要です。