痔瘻の手術を受けた体験記!手術後の痛みのピークや入院期間について
肛門が痛くて痛くて座ることもできないくらいになり、ついに意を決して肛門科を受診しました。
それで告げられた症状が痔瘻でした。
「ん??じろう??なにそれ」
ってな感じでしたが、聞くところによると治すには手術しか方法はないというなかなかヘビーな症状でした。
塗薬で治るだろうと思っていたのにまさかの手術。その診断の4日後には入院生活がスタートしました。
今日は、壮絶な痔瘻の診察と手術、手術後の痛みなどについて体験記を綴ってみようと思います。
もくじ
痔瘻ですね…手術するしかありません
ごまかしごまかしで日常生活を送っていましたが、痛みに耐えきれなくなって肛門科へ行きました。
そのころには、肛門の周辺が腫れていて、おしりをつけて座ることもできず、排便後のトイレは真っ赤な鮮血で染まっているという状況でした。
かなりの末期だと言えるでしょう。
そんな状況もあって、痔瘻と診断を受けたらできるだけ早く入院することも促されました。
治すには手術するしか方法はなく、患部を切り取るので最低でも2週間は入院する必要があるとのことでした。
手術は下半身麻酔で行われ、何の痛みもなく終わりました。
嫌だったのは手術前の浣腸と肛門周りの毛を剃られたこと、そして麻酔ですっかり元気を失っている下半身を看護師さんに見られたことくらいでした(笑)
ですが、本当の地獄は手術後にやってくるなんてことはその時には全く知りませんでした。
痔瘻の手術後の痛みのピークはいつ?
痔瘻の手術は麻酔をかけて行うために、手術中の痛みはもちろんのこと手術後に病室に戻っても痛みは全くありません。
ですが、手術が終わり数時間経つと徐々に麻酔が切れて強烈な痛みが襲ってきます。
お尻が何かに接すると激痛が走るので、座ることはおろか、仰向けに寝ることすらできないほどの痛みで横向きでしか眠れず、寝ている時に無意識に寝返りをうっては激痛で目を覚ますというような夜を過ごすことになります。
さすがにこんな生活をずっと続けるのは不可能に近いので、点滴で痛み止めを打ちます。
そうすると激痛は感じないのですが、点滴も何回も打てるわけではないので夜中に効くようなタイミングで打たないと悪夢のような夜がやってきます(笑)
ただ、こうした痛みがピークかといえばそうではなく、実はさらに一段階上の痛みがあります。
排便時に痛みのピークを迎える
痔瘻の手術後の痛みのピーク。
それは排便とその後です。
血が大量に出ている状態でも排便をする必要があるので、激痛に耐えながら排便をして、さらに激痛をこらえながら紙で拭く必要があります。当然ウォシュレットなんか使えるわけもありません。この時の痛みがおそらく痔瘻の手術後の痛みのピークでしょう。
なので、手術後の数日間はできるだけ物を食べないようにして痛みのピークを迎える回数を減らすように心がけました(笑)
風呂に入れる頃が痛みのピークの一区切り
手術後の数日間は痛みを我慢する日々を送ることになりますが、その中でも排便の時が痛みのピークであることはさきほど書いたとおりです。
そのピークも少しずつではありますが収まってきて、数日経つ頃にはお風呂に入ることもできるようになります。
もちろん痛みはまだまだあるので、恐る恐る入ることになるでしょうけれど、痛み止めの薬のタイミングなども考えながらお風呂に入ってできるだけ患部の汚れを取り除くようにしたいものです。(医師や看護師さんからもお風呂に入るように促されます)
出血が止まらないうちは浴槽を汚す恐れがあることや菌の侵入の可能性を考えて、浴槽には入らずにシャワーで済ます方が無難でしょう。
手術後の出血の量と浸出液の対策について
痔瘻の手術を迎えるにあたって、痛みのピークの次に気になるのがどれくらい出血するのか?ということとその対策という人は多いですね。
出血の量はもちろん、なかなかの量になります。患部を切除しているわけですからね。すぐに止血するような傷ではないので数日間は出血が続きます。
なので、対策としては女性の生理用ナプキンを使うのが良いです。病院でも売っているので手術前から用意する必要はありませんが、売店で買うのはちょっと抵抗がありました(笑)
ただ、出血の量が多いのでもはや必需品と言っても過言ではなく、恥ずかしいとか言ってる余裕はありませんでしたけどね。
とりあえず傷口が治癒するまで待つしかないので、血が衣類につかないように気を付けながら過ごすほかありません。
痔瘻の手術後は浸出液が止まらない
手術後は出血もなかなか止まりませんが、浸出液も止まらないですね。
これも仕方ないので血と一緒にナプキンで受けるほかありません。
浸出液って傷を治す働きがあるので痔瘻の手術に出てくるのは当然ですし、傷の回復までには相当な日数が必要なので、浸出液が止まらないと思うくらい出てくるのは仕方ないので体の回復の力を信じて待つのが良いでしょうね。
徐々にではありますが、出血量も浸出液の量も減ってくるので、手術跡の回復が実感できるようになるはずです。
まとめ
痔瘻の診断から手術、そして手術後の状況について体験記としてまとめました。
診断も肛門に指を入れられるなど大変ではありますが、手術後の痛みのピークの辛さといったらもう大変です。
さらになかなか止まらない出血や浸出液の対処もしなくてはならず、苦労は絶えません。
とはいえ、手術前は痛くて座るのもままならない状況ですが、手術後は何の心配もなく座れるようになるわけですから、辛い手術であっても受けるべきというのが私の思いです。
その辛さを少しでも軽減できるような対策なども織り交ぜたので、これから痔瘻の手術を受けようという方の一人にでもこの体験記が参考になれば幸いです。