田舎暮らし

田舎暮らしで失敗は悲惨!後悔やデメリットしかないからやめとけという理由は?

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田舎暮らしに憧れて移住してから6年が経過しました。

総合的に見れば移住は正解だったと思うものの、やっぱりちょっと不便だな~と感じることもしばしば。

ご近所さんの中には田舎暮らしは失敗だったと都会に引っ越した人もいますし、田舎暮らしをして後悔しているという人もいるので、よく口コミで見られるような「田舎暮らしはやめとけ」という意見もわからなくもありません。

実際に田舎暮らしをしてみて気づいたことや、リアルな生活についてまとめてみたので、これから田舎暮らしをしようかと考えている方の参考になれば嬉しいです。


田舎暮らしで失敗すると悲惨な理由

田舎暮らしで失敗すると悲惨だと言われる理由の一つとして最も大きいのが、自宅の資産価値にあります。

田舎暮らしで移住する場合の多くで自宅を購入(新築にせよ中古にせよ)することがほとんどですが、いざその家を売るにしても都会に比べるとかなり資産価値は低くなってしまいます。

購入すること自体も比較的安いので当然ではありますが、買い手が付きにくい建物も土地も、かなり値段を安くしない限り売れる可能性は低いです。

資産がある方にとっては全く問題ない話ですが、そうではない場合にはなかなか大きな問題になってしまいます。

次に多いのが、子供の学校問題でしょう。

通学するのが不便だったり、選択肢が限られてしまったりと思っていた以上の負担になることもあるでしょう。

例えば上の子が高校生になった時に不便さを感じて引っ越しをしようにも、下の子は小学校や中学校で転校を余儀なくされるとなると、引っ越し次第を断念する…なんてこともあります。

田舎暮らしを始めた当時は電車が走っていて通学は可能だったとしても廃線になったりといった環境の変化によって一気に状況が変わることも可能性としてはあります。

田舎暮らしに憧れて移住してきたけれど「こんなことになるとは…」と失敗したと感じている方の大きな理由はこの2つにあると思われます。

田舎暮らしは後悔するからやめとけという意見

上記のように、場合によってはかなり悲惨な状況になってしまう可能性もあるためか、「田舎暮らしは後悔するからやめとけ」という意見は根強くあります。

ただ、反対する人の多くは「都会の便利な生活ができなくなる」程度のデメリットくらいで反対するのがほとんどではないでしょうか。

確かに田舎暮らしによって手放す便利さや楽しさもあります。

その一方で田舎暮らしによって得られるメリットもたくさんあります。

田舎暮らしのために移住するかどうかを決断する前には様々なことを検討すると思いますが、必ず後悔するというわけでもないので、反対意見も参考の一つ程度に考えてフラットな状態で検討することをおすすめします。

定年後の田舎暮らしで失敗したと感じる事例

ご近所さんでも定年後はゆっくりと田舎で過ごしたいと移住してきた人が多くいます。

広い家庭菜園で美味しい野菜を作ったり、自然の中でスポーツを楽しんだりとゆったりとした生活をしている方々を見ていると、定年後に田舎暮らしをしたいと感じる人が多いのもうなづけます。

そうした中で失敗したと感じる機会があるとすれば、医療問題と買い物問題が考えられます。

近くに病院はあるとしても、突然のトラブルで救急車を呼んだ場合その近所ではなく近郊の都市へ搬送されることになります。

処置の時間によって命を左右しかねない状況にならないとも限らないので、大きな病院が近くにないというのは不安要素であるのは間違いありません。

そうなった時は仕方ないと諦観することが田舎暮らしには必要な要素となってくるように感じます。

次の買い物問題も、車を運転できる間であれば問題にはなりませんが、免許返納を考えるような時期となると突如として不便になってくる点も不安要素となります。

そうした地域には移動販売車なども来ることも多く、最低限の買い物はできる可能性はありますが、ある程度の欲求を抑えない限り不満を感じる可能性はあるでしょう。

定年後の田舎暮らしで起こりやすい事例としてはこの2つは考えておいた方が良いでしょう。


よそ者はいじめの対象になる?

私の住んでいる地域は田舎暮らしを求めて移住してきた人が多いので、地元の人と移住者の違いを感じる機会は全くと言って良いほどありません。

ですが、中には地元の人が多い地域だと「よそ者」と見られてコミュニティーの中に入りにくいところもあるようです。

いじめの対象になるかはその地域やその人によって異なるので、田舎暮らしをしたからといって必ずいじめの対象になるとは言い切れません。

その地域がどういった雰囲気であるかは実際に接してみないことにはわかりませんので、すでにその地域に移住して住んでいる人の話を聞いたり、お試しで数日間住んでみて観察するのが良いでしょう。

最近は移住者促進のためにその地域での生活を体験できるような制度を設けている自治体もあるので、積極的にそうした制度を使ってみてはいかがでしょうか。

田舎暮らしはデメリットしかないわけではない

これまでは私が田舎暮らしをしてきた中で感じたことや見聞きしたことをメインに、デメリットに感じる可能性があることを書きましたが、冒頭に書いたとおり私自身は田舎暮らしには満足しています。

要するに、田舎暮らしにはデメリットしかないわけではなくて数多くのメリットがあるというわけですね。

コンビニに行くにも時間がかかるし、夜に買い物をしたくても店が閉まっているし、飲みに行きたくても選択肢はちょっとしかないしと都会と比べて不便さも感じますが、その反面、自然の多さや静かさ、ご近所さんとの交流、地域の安全、自宅の敷地の広さなどなど、田舎暮らしによって得られるものは数多くあります。

田舎暮らしはデメリットしかないというのは人それぞれの価値観によって正しくも誤りにもなる意見ですが、やはり実際に大変してみないことにはわからないのではないかと思います。

これまで私の拙い体験談を書いてきましたが、田舎暮らしの検討時に参考になればとても幸せです。