健康管理

ドリアンの致死量はどれくらい?カロリー過多や酒やコーヒーとの食べ合わせについても

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ドリアンの致死量はどれくらい?食べ過ぎによる死亡事故についても

ドリアンの致死量はその人の体質や持病によって違います。

過去には男性がドリアンを4コ食べて死亡した(≒致死量に達した)事例がありますが、この男性は糖尿病を患っていたとの情報もあります。

他にも高血圧や心臓疾患などの持病がある人は、一度に食べ過ぎないように注意が必要です。

タイの厚生労働省によると、持病がある人は1日2切れ程度を目安に食べると良いという勧告を出しているくらいですから、食べる量には気を付けたいところです。

また、致死量は何個と断定できない理由として、食べ合わせによって致死量に変化があることが挙げられます。

以前に60代男性が大量のアルコールを飲んだあとドリアンを食べてけいれんを起こし死亡した事例もあるため、ドリアンを食べる際には食べ合わせにも気を付けておきたいところです。

ドリアンとビールなどの酒を合わせると死ぬ?

東南アジアでは「ドリアンとビールなどの酒を合わせると死ぬ」と言われている地域もあるようですが、科学的根拠はないので心配しすぎる必要はないでしょう。

しかしながら、ドリアンにはアルコールと反応して発酵する性質があり、発酵が進むとガスの発生や体温上昇によって次のような症状が起こる場合があります。

  • 胸やけや膨張感
  • 気持ち悪さや倦怠感

ドリアンを食べてこのようなつらい症状を経験した人は多いのではないでしょうか。大量のドリアンとビールなどの酒は、症状を悪化させるので注意しましょう。

ドリアンを食べた後は緑茶やココナッツジュースを飲んだり、ほかの果物を食べたりすると体温上昇を防ぎ、口の中をさっぱりさせる効果があるので試してみてくださいね。

食後のちょっとした工夫で症状はやわらぎますが、まずは不快な症状が出ないように、ドリアンとお酒を合わせるのは控えましょう。

ドリアンと牛乳やコーヒーとの食べ合わせはOK?

ビールなどお酒とドリアンの食べ合わせについては先ほど書いたとおりですが、それ以外でも牛乳やコーヒーとの食べ合わせについても諸説あります。

死亡例がある一方で科学的根拠はないので安全という説もあり、どちらが正しいのか気になるところですが、必ずしも実害があるとは言えないというのが実際のところでしょう。

牛乳は良くないとの声も科学的根拠はなし!

中国人がドリアンを食べた後に牛乳を飲み、心臓病で急死したとの事例があります。

そしてタイではドリアンを大量に食べた後に8時間以内は乳製品を摂取してはいけないと規定があるそうです。

牛乳と合わせると危険だと感じてしまいますが科学的根拠はなく、ドリアンを大量に食べなければ危険性はほとんどありません。

ネットにはドリアンと牛乳を使ったレシピが載っていたり、ドリアンアイスやドリアンケーキなどの牛乳を使ったスイーツを販売したりしている店舗もあります。

コーヒーとの食べ合わせはOK!

ドリアンとコーヒーの食べ合わせによる死亡事例もありますが、やはりドリアンを食べ過ぎていたりコーヒー以外にカフェインを摂りすぎていたりと、ほかの原因が考えられます。

ドリアンとコーヒーの食べ合わせに問題はなく、ドリアンにはコーヒーが合うとの評判も見られます。

ちなみにコーヒーとドリアンの風味が一緒に楽しめる「ドリアンコーヒー」をご存じでしょうか。クセがあるため評判は分かれますが、コーヒーが好きな人は飲んでみてくださいね。


ドリアンでアレルギー反応の心配はある?

ドリアンは、ほかの果物と比べて特別アレルギーを起こしやすいわけではありませんが、不快な症状があれば一度アレルギー検査をお勧めします。

ドリアンのアレルギー症状には、口の中や口まわりがかゆくなるといった症状がありますが、これは「口腔アレルギー症候群」と言われ、花粉症の人はとくに症状が出やすいので注意してください。

「なんだかドリアンを食べるとかゆくなる……」と感じたら、食べるのを控えてくださいね。

そのほか、肥満気味の人はドリアンのカロリーにも注意が必要ですが、次はドリアンを食べることによる摂取カロリーについてお伝えします。

ドリアンのカロリーは高い?果物のなかでは第2位!

ドリアンのカロリーは食べられる部分350gでおよそ450kcalあり、生で食べる果物のカロリー量ではアボカドに次ぎ2位の高さです。

ドリアンのクセになる美味しさは、まるごと1個ペロリと食べてしまうほどですが、食べ過ぎは太る原因になるので、カロリー量を考えて切り分けるなど意識すると良いでしょう。

さらにドリアンの糖質は85gと、果物のなかで1位の多さです。カロリーと糖質の多さから、ダイエットをしている人には向かない果物だといえますね。

ちなみにカロリーが高い果物1位のアボカドは、糖質の少ない果物の1位となっています。